冷え性が原因となる病気

冷え性が原因となる病気

冷え性程度なら自分で何とかなると放っておくのは危険です。
たかが冷え性と甘く見ないでくださいね。
冷えは体の機能を低下させ、他の病気の引き起こすこともあります。

 

冷えが悪化させる病気で代表的なものは以下のようなものがあります。
一つでも自分に当てはまるものがあるなら、早めに医師の診断を仰ぐようにしましょう。

 

 

■アレルギー性疾患
花粉や食品、ハウスダストなどによるアレルギー性疾患と冷え性の関係はまだ解明されていませんが、冷え性により免疫力が低下することも原因の一つと考えられます。
冷え性が改善するとアレルギーも改善されることが多いんです。

 

■膀胱炎
女性に特に多い膀胱炎は、膀胱の粘膜に炎症が起こるものです。トイレが近くなったり、排尿時に痛みを伴うことがあります。
膀胱炎は冬に起こりやすく、冷えによって慢性化したり、治りにくくなります。

 

■慢性関節リウマチ
慢性関節リウマチは、体の関節部分が変形し、激しく痛む難病です。
冷えにより症状が悪化するので、冬の寒さはもちろん、夏の冷房も大敵です。
漢方薬が治療に効果的です。

冷え性ではなく疾患の可能性も

また、冷え性のせいで体調が悪いと感じている場合も、冷え性が原因で体調が悪いのではなく、身体に疾患があるため冷えを感じるということがあります。

 

裏で重大な病気が隠れていることもあり、冷えのほかにもいくつかの自覚症状が見られるのが普通です。
特に冷え性の症状を悪化させる病気を感じたら、すぐ医師の診察を受けましょう。

 

 

■心臓病
心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしているため、弱ったり、鼓動のリズムに乱れが生じると、体の末梢部分まで血液が行き渡らなくなり、冷えを感じることがあります。

 

■甲状腺機能の低下
甲状腺の機能が鈍ると、むくみや疲労感、だるい、全身が冷えて寒がりになるなどの症状が見られます。

 

■貧血
貧血はたちくらみや目眩が代表的な症状ですが、血流が悪くなるため、手足が冷えることがあります。

 

■膠原病(こうげんびょう)
膠原病は免疫システムの異常によって起こる病気で、手足の冷えや、レイノー現象を起こすことがあります。

 

■レイノー現象
急激な寒さにさらされると、手先の指が白や青、赤色になる現象です。
膠原病が原因のことも多いため、医師の診断が必要です。