子宮内膜症の症状

子宮内膜症の症状

子宮内膜症には段階によっていくつか種類があります。

種類によって症状も違ってきますし、もちろん治療法も異なります。

 

 

症状は時間の経過と共に進み、段階によって分かれます。

 

 

■ブルーベリースポット

 

まず子宮内膜症の初期がブルーベリースポットと呼ばれています。

病状は軽く、子宮内膜組織が卵巣や腹膣内に無数にできている状態です。

このときできる血腫が青黒いためブルーベリースポットと呼ばれます。

 

 

■卵巣チョコレートのう腫

 

子宮内膜症の組織が固まり、卵巣内に古いチョコレート色の血液が溜まっている状態です。

ある程度子宮内膜症が進行してますが、痛みを自覚できない方もいます。

この段階まで進むと、通常月経痛がひどくなります。

 

 

■ダグラス子宮内膜症

 

一番子宮内膜症の進行が進んでいる段階です。

ダグラス窩と呼ばれる子宮と直腸の間に存在するくぼみに、子宮内膜症が発生しています。

この段階は重症で、月経時以外にも排泄痛や腰痛を伴います。

 

 

このように子宮内膜症は段階により子宮内膜組織の発生する場所と、その症状が違っています。

 

 

進み具合により、薬物療法か手術療法かが検討されます。

メスを入れる手術が必要かどうかも種類によって変わってきます。

子宮内膜症の症状が軽度の場合は、鎮痛剤、ピルや漢方などホルモン療法で対応できますが、重度の場合は腹腔鏡手術などメスを入れての治療が必要です。

 

 

なにより早期発見を心がけましょうね。